伝統のある「薬」
現在は体調が悪くなると病院に行き、医師の診察を受けて薬を処方してもらうという流れが一般的ですが、昔は現在のように薬が発達していなかったため身近なものを使って薬として活用していました。
現在でも漢方薬として使われている生薬は、植物の有効成分を抽出したものが使われていることから、人工的に開発した西洋薬が発達した現代でも有効だと考えられています。
様々な食材を活用した民間薬が存在している中で、現在でも多くの人に親しまれているのは卵油です。
体の不調には卵油がおすすめされる理由についてご紹介します。
卵油について
卵油とはその名の通り卵を使って作られる食品のことです。
400年ほど前から親しまれており、江戸時代には大奥で卵の精と呼ばれていたと伝えられています。
大正時代には赤本と呼ばれている大ベストセラーになった家庭医学書にも掲載されたことで注目されることになります。
赤本では内服することで心臓の妙薬として活用できると紹介され、滋養強壮にも良いとされていました。
外用することで痔や湿疹、薄毛、白髪にも良いとされています。
卵油は血液の巡りを良くすること、自律神経のバランスを整える作用をもたらすと考えられます。
様々な効能をもたらすことが紹介されたこと、作り方も丁寧に解説されていたことから家庭でも作ることができるとして多くの人が実践したそうです。
卵油は手作りもできる!
卵油の作り方は卵黄と白身を分けて卵黄だけを使用します。
フライパンに油を入れずに卵黄だけ入れて乾煎りし続けると、少しずつサラサラになってきます。
最初は黄色だった卵黄も、次第に茶色く珈琲豆のような状態になってきて、少しずつ煙が出てきます。
煙の量が尋常ではないので驚くかもしれませんが、このまま炒り続けていると油のようなものがにじみでてきます。
最後に残った油のようなものこそが卵油で、これを油こし紙でしっかりこすと不純物が取り除けて卵油だけが残ります。
これをそのまま飲むのも良いですが、独特の味と匂いが飲みにくいのでカプセルに詰めて飲むのが良いとされています。
効率良く卵油を補給する
手作りも可能な卵油ですが、かなり手間がかかることと、そのままでは飲みにくいのでカプセルに詰める手間がかかることを考えると、どんなに体に良くても面倒に感じられるのも当然です。
また、材料である卵も薬品漬けでストレスが溜まるような環境で育った鶏の卵を使用しても、体に良い卵油に仕上がると思えませんよね。
そこでおすすめなのが手軽に補給できるサプリメントです。
昔ながらの平飼いの自然環境で育った鶏の卵を使用しており、豊富な栄養を含んでいることから安心して毎日の健康管理に役立てることができます。