おひとり様のおじいさん

「おひとり様」でも充実した毎日を送っている人の特徴

おひとり様はかわいそう?

ここ近年のキーワードとなっているのが「おひとり様」です。

「おひとり様」はもともと男性が利用する飲食店での用語でしたが、現在では「女性が一人でも入りやすい店」という意味で用いられることが多くなっています。

シニア世代になると「おひとり様」にもいくつかの種類が出てきます。もともと独身主義で一人で行動してきた人や、一度は結婚をしたもののうまくいかずに離婚をしてしまった人、または結婚生活半ばにして死別をしてしまったという人です。

日本においては「普通」という価値観が重視される傾向にあることから、シニア世代に対しては「夫婦でいないなんてかわいそう」「一人で移動するなんてどこかおかしい」というような目で見られてしまうこともあります。ですがそうした世間の目から離れてみると、案外「おひとり様」というのもよいもので、一人だからこそできる自由な行動というものもあるのです。

そもそもなぜ「おひとり様=かわいそう」という価値観が共有されているかというと、それは誰かと一緒にいることが幸せである、という世間的な思い込みがあるからです。おひとり様をかわいそうと決めつける人というのは、裏返せば自分が一人になったら寂しいという思いがあると言えます。

シニア世代になったなら、周囲の価値観に惑わされるのではなく、本当に自分が楽しめる行動範囲について自問してみましょう。

孤独ではない「おひとり様」とは

おひとり様生活を楽しむ人は、必ずしも誰とも接触を持たない生活をしているという訳ではありません。

長い人生において「おひとり様」を楽しむことができている人というのは、他の人との関係を微妙な距離感に留めることができている人です。よく言われる言葉に「好きの反対は嫌いではなく無関心」ということがありますが、上手におひとり様生活を送っていくことが出来る人というのは、完全に人との関わりを断絶しているのではなく、自分に必要なところで繋がる事ができているものです。

現役時代は元気であったはずの人が、仕事を辞めて急に健康を害してしまうというのも同じ理由でしょう。

仕事を通して多くの人と関わっている時には、好き嫌いはともかくとして多くの人が自分に関心を持ってくれていた、というところに満足感があります。それが仕事から離れることにより、好きとも嫌いとも言われなくなることで、一気に元気をなくしてしまうというわけです。

しかしシニア世代にとっては、例え結婚した相手がいても自分ひとりが残されるという可能性が常についてきます。シニア世代だからこそ、「おひとり様」でも楽しく過ごせる術を自分なりに考えていくことが必要になるのではないでしょうか。

おひとり様だからこそペットを飼うという選択肢

とはいえ、おひとり様を楽しめるかどうかは結局のところ個人の気質による部分が大きく、向いてる人と向いていない人で分かれてしまいます。

そこで、一人で暮らすのは難しいと感じている人であれば、ペットを飼ってみるのもいいでしょう。犬や猫を飼うことで、適度な形で孤独感を払拭してくれます。散歩の友として犬を飼っている高齢者も少なくありません。また、ペットは「誰かかと暮らすのは嫌だけど孤独も苦手」というどっちつかずの人とも相性がよく、丁度いい距離感を保ってれる存在となるでしょう。

ただし、ペットを飼うにあたっては当然お世話をする必要がありますし、日々のエサや定期的な予防接種といった形で何かと出費もかさみます。とくに、ペットの医療費は健康保険が存在しないぶん極めて高い傾向にあり、民間の保険への加入が必須となるでしょう。保険料だけでも、ひと月あたり1500円から2500円程度の出費を念頭に置いておくべきです。

参考:犬の動物保険【ペット保険ならPS保険】

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