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熟年離婚した人の成功と失敗の分かれ道とは!?

熟年離婚をしてよかったと思えた人たちの特徴

離婚率の推移を見てみると、1970年時点では約9%程度であったところ、2013年には約35%にまで増加をしています。
この数値から見るとまるで3組に1組は離婚をしているように思えますが、人口1000人あたりの離婚件数ということで比較をすると、日本は1.9%と諸外国と比べて極端に高いわけではありません。
しかし離婚件数そのものは上昇傾向にあり、2011年より微減傾向にはあるものの、それでも離婚をするカップルの数は横ばいを続けているのが現状です。

日本国内での離婚事例を象徴することとして「熟年離婚」があります。
「熟年離婚」の定義としては、長年連れ添った夫婦の離婚のことを言い一般的には50代以上で離婚となる事例のことです。

熟年離婚の理由としては、まず長年に渡りDVやモラハラなどの攻撃を受け続けてきたということがあります。
現在でこそ「モラハラ」といった言葉も一般的に使われるようになりましたが、シニア世代の若い時期にはそうした概念自体がなく、女性が男性の行動を受け入れなくてはならない空気がありました。

しかしそうした不満が積み重なってきたことにより、男性の定年に合わせて離婚を切り出すという女性が増えています。
熟年離婚を切り出す割合は圧倒的に妻の方が多く、それまでは経済的な理由で我慢をしてきたものの年金生活に入ることで夫と別れるという選択をする人が多いことが分かるでしょう。

離婚前に考えておくべきこと

熟年離婚において非常に難しいのが金銭面の問題です。
結婚生活が決して恵まれたものではなく、一緒にいることが苦痛であったという人であっても、離婚をすることにより金銭的に困窮することになれば、その離婚は正しい選択ではなかったことになります。

もし定年を期に離婚を考えているということであれば、年金制度や財産分与などの金銭面での問題についてしっかり計画をしていく方が賢い選択と言えるでしょう。

一番よくないのが熟年離婚が流行していると思って、かつ夫と一緒にいるのが苦痛だから別れるというような方法です。

確かに毎日の生活においてストレスを感じる相手と一緒にいることが不満であるということは不幸なことでしょう。
しかし、婚姻という制度は非常に重いものであるため、感情で一方的に破棄してしまうというのは金銭的に不利益を被ることになってしまいます。

もし現在の結婚生活に不満があり、将来的に熟年離婚を考えているということであれば、まずは離婚をするに足る理由があるかどうかを調査し、証拠として記録しておくことが重要です。
浮気や経済的DVなどの証拠がきちんとしていれば、離婚となった時の慰謝料の額も変わってくるので、録音やメールの保存など客観的にわかる証拠を集めましょう。

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